Discord.py

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discord.py(ディスコードドットピーワイ)は、discord上でbotを作成するためのPythonライブラリpypi上で公開されており、pipを使うことによってダウンロードできる。

Discord.py
Dpy-logo.png

機能[編集]

discord.pyは非同期処理ライブラリのasyncio(aiohttp)を用い、websocketによってdiscordと接続・通信を行う。

関数1つをイベントリスナー1つとして認識させることでそれぞれのコードを独立させ、見やすさを保っている。

歴史[編集]

バージョン1.0以前(async)[編集]

discordで初のPythonラッパーとして作成されたdiscord.pyは、discord.jsなど他のライブラリに影響を受けている。 なお非同期処理を利用して書かれたこのバージョンはasyncと呼ばれている。

バージョン2.0以前(rewrite)[編集]

バージョンを1.0にするに伴って全てのコードの書き直しが行われたため、1.x系はrewriteとよばれている。バージョン1.x系で現在も変わらない基本的な構造が構築された。 2021年8月、開発を停止することを発表。理由は「discordの対応や杜撰なインタラクション関連機能に疲弊して」ということだった。その後Pycordやnextcordなどの後発ライブラリが出てきた。[1][2]

バージョン2.0以降[編集]

開発者のDanny氏にはどれも満足いかないものだったため、約半年後の2022年5月に開発再開を発表。バージョン2.0が公開され、現在も開発が続いている。[3] 現在の最新バージョンは2.1.0。

脚注[編集]

  1. ^ The Future of Dpy”. 2023年1月24日閲覧。
  2. ^ ryoppi913「Discord.pyが開発終了。-すまほん!!」『すまほん!!』、2021年9月3日。
  3. ^ discord.py開発再開のお知らせ”. 2023年1月24日閲覧。